「有機大豆と海の精天然ニガリとの相性がなかなか合わずに、豆腐作りに苦労していた時もあったなぁ」
「南部地粉と黒糖、古式圧縮絞り菜種サラダ油を使って、天然酵母仕立てのかりんとうを企画したときは、かりんとう屋さんが25キロ袋に詰め込んで無料で配ったこともあった」
生産者が作った有機農産物や自分たちが納得した原料で、職人さんに二つとない、美味しい加工食品を作ってもらう。 生産者と職人の出会いの中で、数々の加工食品がうまれ、5年10年と年を重ねていくなかで、店内をみごとに埋めつくしていく。そんな願いを持ちながらこの仕事を続けて20年になる。それぞれの野菜・加工食品が多くの方に支持を頂いている。
上記のかりんとうは”かりんとう日本一”という商品名を名乗ったが、名に恥じることなく、これ以上のかりんとうは見かけない。 店内の野菜や商品は、十数年前、毎週末ごとに、店が終わると生産者の畑を訪ね工場を駆け巡って一緒に作り上げてきた食べ物で、そんな品々に囲まれて毎日働けることが、私たちスタッフの元気の源でもある。有機食品専門店「じんじん」は、単に有機農産物・有機加工食品・有機生活雑貨を販売する専門店ではなく、物を生産する人々のネットワークを大切にし、食べる人々の潤いや命の糧になることを願って、生産・製造者と消費者のネットワークを作っていくお店でありたいと思っています。私たちに元気を与えてくれる「天使」小さな子供たちが、きょうもお家のお使いとしてやってきます。こんな光景がこれからも続くよう頑張ります。 |